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訪問看護ステーションの選び方:オンコール対応について知ろう

訪問看護で働く際、ステーションごとに「オンコール対応」の範囲や方法が異なることをご存じでしょうか?オンコール対応の仕組みは、看護師の働き方や負担にも大きく影響するため、ステーション選びの際に重要なポイントとなります。この記事では、訪問看護ステーションのオンコール対応方法について、わかりやすく解説します。

オンコール対応の3種類

訪問看護ステーションによって、オンコール対応には大きく3種類の方法があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解することで、自分に合った働き方を見つけましょう。

1. 自ステーションのエリア対応

まず多くの訪問看護ステーションで採用されているのが、この「自ステーションのエリア対応」です。この方法では、日頃から訪問している利用者に対して、同じステーションの看護師がオンコール対応を行います。利用者にとっても、顔なじみの看護師が対応することで安心感が生まれるメリットがあります。また、「どの程度の頻度でコールが発生するか」が予測しやすくなるのも利点です。

しかし、この方法にはデメリットもあります。特に、ステーション内の看護師の人数が少ない場合、対応する回数が多くなり、看護師にとって負担が増える可能性があります。逆に、看護師が多すぎる場合、対応の頻度が少なくなることもあり、効率的な人員配置が必要です。

2. 本部・サテライトエリアを対応

2つ目は、本部とサテライトステーションが連携して、複数のエリアを対応する方法です。この方法では、異なる事業所間でエリア対応を共有するため、月間のオンコール対応の回数を減らすことができます。しかし、普段は訪問していない利用者の対応を行う場合もあるため、対応に不安を感じる看護師もいるかもしれません。

この方法のメリットは、多くの看護師が協力することで対応の負担が分散され、オンコールが集中しにくくなることです。一方で、遠距離の移動が発生したり、初めて対応する利用者に不安を感じることもあり、情報共有やシステムの活用が重要となります。

3. 別部隊のオンコールチームが対応

最後に、日勤帯とは別に「オンコールチーム」を編成し、対応を専任で行う方法があります。この方法は、規模の大きな事業所やサテライトを複数持つ法人で導入されることが多いです。オンコール専門のチームが対応するため、通常の業務との分担がしやすく、看護師が希望するシフトに応じた働き方も可能になります。

この方法の利点は、看護師が日勤と夜間の役割をしっかりと分けて働けるため、勤務シフトの自由度が高いことです。しかし、オンコール対応だけを担う人材の確保や、労務管理の負担が増えるため、経営面での工夫が求められます。

ステーション選びのポイント

訪問看護で働く際、自分がどのようなオンコール対応を希望するのかを明確にしておくことが重要です。たとえば、「なるべく馴染みのある利用者のオンコールに対応したい」「勤務負担を分散させたい」「シフトの柔軟性が欲しい」など、自身の生活や働き方に合った対応方法を考えましょう。

入職前に、選んだステーションの対応方法や今後の展開について確認しておくと、入職後のギャップを減らすことができます。

まとめ

訪問看護のステーション選びでは、オンコール対応の違いが大きなポイントです。自分に合った対応方法を理解し、無理なく働ける環境を見つけることで、充実した看護の仕事ができるでしょう。しっかりとした準備と情報収集を行い、自分に最適な訪問看護のステーションを選んでください。

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