現役の訪問看護師が伝える「在宅の看護師仕事と役割」③

訪問看護の仕事 2024年8月13日

はじめに

訪問看護は、自宅で生活している方々に対して、専門的な医療や介護サービスを提供する素晴らしい職業です。このページでは、訪問看護師の具体的な役割や魅力についてご紹介します。

訪問看護師は、自宅で療養する患者さんの健康管理を行います。具体的には、バイタルサインのチェックや薬の管理、必要に応じた医療処置を行います。また、家族への介護指導や心理的なサポートも重要な役割です。例えば、糖尿病患者の血糖値管理や褥瘡（じょくそう）の予防など、患者さんの状態に応じたケアを提供します。

訪問看護師は、日常生活のサポートも行います。例えば、入浴介助や食事介助、排泄の介助など、日常生活の様々な場面での支援を提供します。高齢者や障がい者の方々が自立した生活を送るためのサポートをすることで、患者さんのQOL（生活の質）向上に貢献します。

訪問看護師は、患者さんの状態が急変した際の対応も行います。例えば、急な発熱や呼吸困難、心臓発作など、緊急時には迅速に適切な対応を行います。患者さんや家族が安心して生活できるよう、24時間対応の体制を整えていることも多いです。

訪問看護は患者さんだけでなく、その家族へのサポートも重要です。介護に関するアドバイスや心理的な支援、ストレス管理の方法など、家族が安心して介護を続けられるようなサポートを提供します。例えば、認知症の患者さんを介護する家族への具体的な対応方法の指導や、介護疲れの軽減方法などを伝えます。

訪問看護師として働く魅力は、患者さんやその家族と深い信頼関係を築けることです。また、自分の知識や技術を直接活かして患者さんの生活を支えられることに大きなやりがいを感じます。患者さんが少しずつ回復していく姿や、「ありがとう」と感謝の言葉をもらえる瞬間が、訪問看護師としてのモチベーションになります。

訪問看護師の役割は多岐にわたり、その分やりがいも大きいです。自宅で療養する患者さんやその家族にとって、訪問看護師の存在は欠かせないものです。あなたも、訪問看護の仕事を通じて、多くの人々の生活を支え、豊かにしてみませんか？